特長
ごあいさつ
Sunny English 英語教室は、異文化を理解し、異なる考えや習慣を受容し、多様性を重んじて世界で活躍できるような子どもたちを育てたいという思いから作られた英語教室です。世界の共通言語である英語を学ぶことは、そのスキルだけを身に付ければよいというものではありません。ましてや、入試や学校のテスト、英語の検定試験のためだけに学ぶものでもありません。自分の思いを英語という「ことば」に乗せて発信したり、相手の「ことば」を様々な思いで受信したりというコミュニケーションのためのものです。英語が使えることは、世界の人々とのコミュニケーションをするときの一助となるでしょう。そして、それが、子どもたちの世界をもっともっと広げてくれることになるでしょう。そんな思いを込めて、Sunny English 英語教室は、日々、生徒さんたちと向き合っています。ひとりでも多くの方が、Sunny English 英語教室のこの思いに共感し、興味を持っていただけたら幸いです。
Sunny English 英語教室の指導法
1)第二言語習得理論(*1)に基づいたレッスン
2)幼児から高校生までの一貫したプログラム
3)音声から読み書きへ(音韻認識(*2)→フォニックス(*3)→多読(*4))
4)実践を通して英語でコミュニケーションができる力を育む(*5)
*1 第二言語習得理論とは?
1960年代ごろから発達した、「外国語学習」という現象そのものを対象とした学問分野。この分野は、第二言語習得メカニズムの解明という理論的な目的を持っていますが、同時にどのような習得方法が効果的か、という問題の解明も中心課題となっています。経験主義にとどまらず、実証的・科学的に、第二言語学習法、教育法のプロセス、メカニズムを解明するのです。この学問分野の研究にもとづいて、第二言語学習の原理がある程度明らかになってきています。以前は指導者の経験に頼っていたスポーツトレーニングは、今ではスポーツ科学が発展して、それに基づいたトレーニングが行われるようになってきました。第二言語(外国語)学習もこれと同じです。(外国語学習の科学 :白井恭弘 岩波新書より)
世の中には英語学習のHow to 本やいかにして英語を身に付けたかという経験談が出回っていますが、それらはすべて個人の学習方法であって、経験に頼った学習です。ですので、ほかの人には向かない学習方法かもしれません。英語の指導者がこのような経験主義では学習者をきちんと導くことはできません。第二言語習得理論で解明された理論的に裏付けのある外国語学習のメカニズムを知っていれば、このような経験主義は避けられるでしょう。指導者は常に学び続けること、指導分野の情報に対し、常にアンテナをはり続けることが大事です。
*2 音韻認識とは?
英語の音韻(音素や韻律)は日本語のそれとは異なります。その異なった音韻を意識的に気付かせることで、英語の音声に関する感度がぐっとよくなります。音韻認識 (Phonological Awareness) の活動は「音遊び」という形で、子どもたちが遊びながら知らず知らずのうちに身に付けられるように工夫されています。また、音韻認識の中でも特に音素 (Phoneme:音の最小単位)に着目させるのが音素認識 (Phonemic Awareness) です。たとえば日本のしりとり遊びのように、単語の最初や最後の「音」に着目させて音素を聞き分けたり、単語中の各音素を聞き取ったり、音素を入れ替えてほかの単語を作ったりという活動を通して音素を認識させていきます。音素認識ができるようになると、今度は「文字」と「音」を関連付けていくフォニックスへと進めます。フォニックスを学ぶ前段階として、音素認識は非常に重要な活動なのです。
*3 フォニックスとは?
音素認識 (Phonemic Awareness)の活動は「音」だけを聞き分ける活動ですが、フォニックスは「音」を「文字」と関連付けます。英語のつづりは一見規則性がなく、丸覚えをしなくてはならないように感じますが、実は65~70%の単語のつづりには規則性があるのです。フォニックスとは、アルファベットの「音」と「文字」の規則性を学ぶことで、英語の読み書きが楽にできるようになる指導法です。
アルファベットには「名前」と「音」があります。たとえば、A a の文字の名前は「エイ」、音は /ae/ です。「文字」を見てその「音」を関連付け、「音」をひとつずつつなげて発音しながら単語を読んでいきます。
(例) c + a + t = cat r + ai + n= rain
このように「音」をつなげて読んでいくことで、初見の単語も音声化できるようになります。Sunny English 英語教室では、単語を読んだら必ず「意味」につなげますので、「音」、「文字」、「意味」の3要素がしっかりとつながり、やがて単語からフレーズ、そして文章への読みに発展していくとき、内容理解がしっかりできるようになります。
*4 多読とは?
フォニックスで単語や文章が読めるようになると、やさしい英語の本をたくさん読むことにより、英語のインプットを文字から多量におこなうことができます。自分の英語レベルよりも簡単な英語の本を読むことから始めます。意味がわからない単語は逐一辞書で意味を調べることはせず、前後の文章から意味を推測しながら読んでいきます。読む量を増やすことで、新しい語彙や文法が定着するメリットがありますが、何よりもまず楽しく読むことが前提です。Sunny English 英語教室は3.000冊以上の英語の本を所蔵しており、教室内では自由に手に取り読むことができます。
*5 英語でコミュニケーションができる力とは?
「英語でコミュニケーションができる力」とは、文字通り英語を使って意思疎通ができ、情報を取り入れたり発信したりできる力です。しかし、英語を「外国語」として学ぶ日本人にとって、英語をコミュニケーションのツールとして実践的に使う機会がほとんどないのが事実です。子どもたちにとって、英語は習い事のひとつや学校の教科としての認識が強く、「ことば」としてのリアリティーが少ないのです。レッスンではなるべく必然的な状況で英語のやりとりができるように工夫をしていますが、それにも限界があると言わざるを得ません。そこでSunny English英語教室では実践的でリアリティーのあるコミュニケーションができるよう、海外の学校と動画、手紙、季節のカードなどを交換するプロジェクトをおこなったり、世界規模の学生向けのプロジェクトに参加する機会を作っています。これらの活動を通して、子どもたちは実践的に英語を使う機会を得るとともに、世界に目を向ける素地も養っています。この活動について、詳しくは「国際交流」のページをご覧ください。